横浜都市発展記念館

絵葉書概要

タイトル
YOKOHAMA-Montee de Yatosaka[谷戸坂]
年代
大正期
分類名
元町・山手
分類番号
010-05
備考
画面奥右の洋風建築はフランス領事館。電柱の陰になっている建物がグランド・ホテル。坂添いに建ち並ぶ瓦葺きの日本家屋と、遠方に見える洋風建築とのコントラストが印象的である。絵葉書はフランス語のキャプションのみ(表題Munteeの最初のeはアクサン・テギュ)。
特記
回顧談より(谷戸坂の後おし):「安藤「ゲーテー座で何かあると、ニューグランドあたりから車でくるんですよ。そいであそこに来てもね、お客さんはおりないんですよ。自分で坂を登るっていうのが嫌なんですね。すると"後おし"っていって、アルバイトの後おしの人が居るんですよ。あたし達小僧時分ね、それを真似てほっかむりしてね、はんてんを裏返しに着てね、そいで後おししたもんですよ。しまいに慣れてくると人力のたまりへ行って待ってんの。夕方にね。その時分に五銭のこづかいですよ。その五銭が大変なお金なんですよね。そのお金もらうのが楽しみでねえ。お金は車屋が出すんじゃないですよね、お客が出すんです。」(『中区わが街 中区地区沿革外史』"なか区わが街"刊行委員会、1986年)。安藤氏は16歳の時「大震災よりも約四年か五年位前」に谷戸坂に引っ越してきた。「ニューグランドあたりから」とはあるが、大震災前の思い出と考えられる。