
増築後の
ホテル・ニューグランド
当館所蔵絵葉書より
ごあいさつ
横浜はこの6月で開港150周年を迎えます。
現在の暦でいえば、横浜が開港したのは1859年7月1日なのですが、1928(昭和3)年の市会で開港記念日を旧暦の6月2日に変更する案が可決されて以来、横浜市ではこの日を開港記念日としているのです。
ベイサイドエリアでは、ゴールデンウィーク前から開国博Y150がスタートしており、早くも大きな盛り上がりを見せています。横浜港の原点にあたる象の鼻地区でも、このたび象の鼻パークが整備され、明治時代の防波堤が復元されました。今年はさまざまな場面で、横浜の歴史をふり返る機会が多くなることでしょう。
開催中の開港150周年記念展示「横浜建築家列伝」では、横浜の近代建築を大きなテーマとし、開港から戦後までのおよそ100年間をふり返りながら、横浜にゆかりのある建築家たちの活動とその設計作品を紹介しています。
都市横浜の魅力のひとつは、なんといっても、街なかに残る歴史的建造物にあるといえるでしょう。関東大震災と横浜大空襲という二度の大きな災禍を経ながらも、残された歴史的建造物は積極的に活用がおこなわれ、現在の都市の豊かさにつながっています。
過去の都市を築いてきた先人たちの活躍が、横浜らしい都市の未来を考えるきっかけになれば幸いです。