
大さん橋上屋から見た
横浜港
昭和戦前期
当館所蔵
ごあいさつ
横浜市は、現在では広大な内陸部を有していますが、その名前に示されているように、「海」とは切っても切れない関係にあります。その「海」はいろんな「顔」を持ち、横浜を支え、横浜の特質を形作ってきました。
改めてこの横浜の「海」に焦点をあて、横浜と海の多面的なつながりを浮き彫りにしようというのが今回の企画です。この展示を、すぐ近くの開港広場に位置する
横浜開港資料館
が幕末・明治期を担当し、本館が現代にまでいたる大正・昭和期を担当するという、両館初の本格的な共同展示として、企画いたしました。
海は、地域をつなぐ役割、内外の文化の出会いの場、さまざまな出会いで生じる交渉の場、豊かな恵みを生み出す海、癒しをもたらす海辺など、さまざまな役割、意味合いを持っています。時に海は、暴風雨や津波に見られるように、凶暴な顔を見せますが、幸いなことに、横浜の海は比較的穏やかでした。
「横浜の海 七面相」では、横浜をはぐくんだ海の特色を七つの側面から提示します。海の豊かさ、興味深さを楽しんでいただくとともに、横浜と海の親密な関係を改めて認識していただきたいと存じます。幕末・明治期の海を対象とする第一会場の
開港資料館
の展示ともに、ご覧ください。